女性たちの「人生の限界」

慈恵病院 蓮田健院長「こちらが『ゆりかご』の扉になります」

慈恵病院が運用している「こうのとりのゆりかご」は、親が育てられない赤ちゃんを匿名でも預かる、いわゆる「赤ちゃんポスト」です。2007年の開設から、2024年度までに193人が預け入れられています。

蓮田健院長「元々ゆりかごというのは、赤ちゃんの遺棄とか殺人を防止するためのもので、熊本県内で起きた悲惨な遺棄とか殺人事件を知って、何とかできないだろうかと始めた取り組みです」

匿名で預かることへの賛否や、子どもの「出自を知る権利」をなどめぐり、様々な意見がありますが、蓮田院長は「まず負の連鎖を断ち切ることが大事ではないか」と考えています。

蓮田健院長「赤ちゃんを預けに来た女性と話をすると『人生の限界なんだな、この人たちは』と感じます。一人で出産することはやっぱり避けられない女性たちもいて、その受け皿としては赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)が必要ではないか」