防犯カメラが見ていた

宮野容疑者は、玄関先で被害男性からキャッシュカードが入った封筒を受け取り、「判子も必要」として取りに行かせた隙に、持参した封筒と被害男性の封筒をすり替え、キャッシュカード5枚を盗んだとみられています。

男性の娘が3日後に「特殊詐欺の電話が父にかかってきた」と警察に通報し、その後の聞き取りで被害が明らかになりました。

警察は、防犯カメラ映像のリレー捜査で宮野容疑者を特定し、熊本市内で宮野容疑者の行方をつかんで、12月15日に窃盗の疑いで逮捕しました。

警察は「組織犯罪の可能性がある」として宮野容疑者の認否や供述を明らかにしていませんが、盗まれたキャッシュカードの一部から現金の引き出しが確認されていて、余罪についても捜査しています。