「先祖の霊を断ち切る」と言われ・・・

弁護団によりますと、11人が家系図の作成を勧められたのは、自身や家族の病気、家族が亡くなったことについて、男性に相談したときのことでした。

家系図を依頼すると、さらに「一口300万円の代理店契約」を勧誘されたといいます。

その誘い文句は・・・。

『先祖の因縁を断ち切るためにはお金を出して、供養しなければならない』

『恨みや苦しみのないユートピアを作れば先祖も浮かばれる。それには事業を興さなければならない』

『あなたが財を喜捨することで財の因縁を断ち切ることができる』

11人は、この勧誘が「科学的根拠に乏しく、不安をあおる行為で、意思決定の自由を侵害した」などと訴えました。

一方の被告側は、これまでの裁判で全面的に争う姿勢を示していました。