浸水被害はニューノーマル(当たり前)の時代に

下通の商店街組合のアンケート調査によりますと、8月の大雨で、加盟する44店舗中15店舗が浸水被害を受けました。

下通新天街 木下修理事長「地下が冠水50cmになったとか、30cmだとか」

市がホームページなどで公表している「内水浸水想定区域図」と、浸水した店舗の場所はほぼ重なっていましたが…

下通新天街 木下修理事長「火災訓練とか、地震とかの訓練はやってきたけど、水対策はあまりやって来なかった。行政機関と協力して情報を共有する、一緒に街を守っていくことが大事」

では今後、どのような対策が必要なのでしょうか?

専門家は、地理的な特性を理解した上で、事前に備えることが重要だと指摘します。

防災システム研究所 山村武彦所長「下通の場合は、白川と坪井川の間にある地域で、もともと低い地域だが、その中でも周囲と比較して低い場所に水が集中している。これからは浸水することがニューノーマル。当たり前の時代なんだと。止水板を設けるとか、防水扉をつけるとか、自衛措置で防御していくことも大事」