交通渋滞の解消に向けた取り組みを進める熊本県の組織が、これまでの成果を報告しました。

県は去年6月に「渋滞解消推進本部」を設置し、取り組みを進めています。

12月18日の会議では、右折レーンの延伸で渋滞が減少したことなど、これまでの成果を報告しました。

また、今年9月に「県渋滞対策パートナー登録制度」に登録する275社と連携して実施した効果測定では、期間中は1日平均1万人以上が時差出勤やテレワークをするという目標を達成しました。

これで、熊本市や菊陽町、合志市などで車の平均速度が以前よりも向上したということです。

熊本県 木村敬知事「少しずつではあるけれど、成果が出てきたと実感している。ただ、多くの県民はまだまだ渋滞が解消したとは到底思えない。今後とも様々な対策を講じて、県民に実感していただけるように頑張っていきたい」

木村知事は、今後も官民連携で渋滞対策を強化し、パートナー登録している企業には表彰する制度を設けたいとしています。