ジャーナリストが書かない情報とは

講演会場に掲出された現地の写真

会場からの質問「報道する上で、障害や国からの圧力はないのでしょうか?言論の自由は保たれているのでしょうか?」

【地域新聞の編集長 スヴィトラーナ・カルペンコさん】
私たちは独立した機関で、ジャーナリズムのルールを守って活動しています。何よりも大事なのは、自分の活動が市民や軍に悪影響を与えないようにすることです。政府から圧力を受けることはありません。

ウクライナのジャーナリストは、責任感として守らなければならないものがあります。軍事情報や防衛、武器に関する情報を公開しないという義務があります。これは国の安全保障のためです。

私たちが書いているのは、前線に住んでいる普通の人々の生活についてです。それについて、私たちは自由に書いています。

私たちは取材に行く前に、政府から許可をもらわなければなりません。これはジャーナリストの安全のためです。

【ウクライナ全国ジャーナリスト連盟会長 セルゲイ・トミレンコさん】
付け加えたいと思います。ウクライナのジャーナリストは、安全保障のため、軍の様子や防衛、武器の様子を書いてはいけないという規則があります。でも、前線で暮らす人々の生活については、私たちは自由に書いています。