チーム医療の中心
病院では現在、5人の総合診療医が日々、患者と向き合い診療を続けています。

患者「私の場合、病名が分からなくて。どこの科に行けばいいのかもわからないので、とりあえず総合診療科でみてもらう。しっかりと診てもらっているので助かります」
総合診療科では、外来患者の問診はもちろん、入院患者の診察や救急車で運ばれてくる重症患者の対応など、業務内容は多岐にわたります。
その中で重要となるのが、ほかの診療科や職種との連携です。患者の話を聞き、必要に応じて別の医師へとつなぎます。

総合診療医 中村孝典 医長「私たちが見ても、臓器別の専門医が見ても、出せる診断結果が同じであれば、私たちがその患者を対応することによって、臓器別の専門医にしかできない診療に注力することができる。その結果、病院の機能が上がり、地域貢献につながると考えています」
消化器内科の専門医「どういう検査や治療をしたらいいか分からないときは、総合診療科の先生に相談しています」
一人の患者に様々な職種が関わる病院内で、チーム医療の中心となるのが総合診療医。ほかの部署からも厚い信頼が寄せられています。
看護部「困ったときは総合診療医の医師に相談する、という感じはありますよね」
他部署の職員「高齢者の方は症状や困ってることなどがたくさんあるので、総合診療科の医師だと、その人全体のことを考えて診療してくれる。とても助かっています」
他部署の職員「高齢者救急も多いので、総合診療科が非常に重要な診療科になってくる。経営的にも医師たちと相談しながら進めています」
総合診療科には、次世代を担う若い医師たちも活躍しています。
