議員から「軽症者は有料にすべきでは」
熊本市議会で、熊本市消防局の平井司朗局長は「令和6年(2024年)は過去最高の4万6582件(速報値)になった」と話しました。
市によりますと、熊本市消防局は熊本市、益城町、西原村を管轄していて、このエリアでの救急車の出動件数が去年、過去最多を更新したということです。
また、過去5年間の救急搬送の中で入院が必要ない軽症者の割合は平均28.1%と3割近くありました。
中には「微熱で具合が悪い」「虫に刺された」などの通報例や、「サイレンを鳴らさずに来てほしい」との依頼もあったということです。
緊急走行する際には道路交通法に基づきサイレンを鳴らす必要があるため、このような依頼に応じることはできません。
熊本市議会議員からは「軽症者の救急車利用は有料にすべきでは」との声が上がりました。
藤山英美議員「必要性が低い救急搬送が減少すれば、医療機関にとっても良いことではないか」

救急車の出動依頼の増加を市民はどう受け止めているのでしょうか。