意外な「影響少ないコメ」は…?

一方、価格高騰の影響が少ないのが「パン」です。

熊本県産の「玄米を使ったパン」が常時約60種類並ぶ店で、コメの価格高騰の影響を聞いてみると?

コメノパンヤ玄氣堂 盛永健一郎店長「(原料の玄米ペーストは)1割前後の値上がりということで、他の業界と比べると抑えられてていると思います」

この玄米は「主食用米」でも「加工用米」でもない、「新規需要米」が使われています。

「新規需要米」とは米粉などに用いられる米で、値上がり幅は「加工用米」と比べ、小さいと言います。

原料の玄米ペースト

現時点では一番人気の食パンも価格は据え置きです。

しかし、今後については厳しい見方を示します。

熊本玄米研究所 神山清人・開発部課長「主食用米の値段が上がっているので、農家が主食用米を植える傾向が見えている。今年は新規需要米の作付けが少なくなり、値段は上がる見込みです」