『予想降雪量は山地で10センチ』と聞いて、どれぐらいの雪やどんな場所を想像しますか?冬の天気予報でポイントになる言葉を、気象予報士が解説します。
(解説:坂本くるみ気象予報士)
降雪量ってなに?

「予想降雪量」は積もる雪の量ではなく「降る雪の量」のこと。例えば、『予想降雪量は山地で10センチ』というのは、「降った雪が一切解けずに全て積もった場合、山地では10センチになる予想」という意味です。
気象予報士から見ても少し分かりにくい表現と感じますが…。この予想をさらに読み解いてみます。
あなたの家は山地?平地?
熊本県を含む九州北部地方では、『山地』は、標高200mを超える地域としています。

熊本では山地はどこになるのか。標高200mを基準に山地と平地で地図を色で塗り分けてみました。
地図を詳しく見ていくと、熊本空港はまだ平地。そして西原村あたりを境に山地となります。
キャスター「熊本は山地が多いですね」
球磨地方はほとんど山地ですが、人吉市の市街地は平地になっています。
熊本県では雪の予想はあまり馴染みがないですが、以上のポイントを意識して天気予報を確認してみてください。