“体感” で決まっていた「震度階級」

また、こんなところにも変化が。

熊本市広域防災センター 北岡誠次郎さん「この機械(起震装置)は以前の表示で、阪神・淡路大震災以降は震度表記が変わっています」

震度の階級は以前は8段階で、「体感」によって決められていました。それが、阪神・淡路大震災を契機に震度計による観測に移行し、精度が向上。地震災害に関する研究や備えは、年々アップデートされています。

北岡さん以前(地震が)あったからもう来ないというわけではない。もっている知識を再確認していただければ」

熊本地震の避難所利用は11万人

阪神・淡路大震災の直後、熊本市は災害時の備蓄を「最大3万人が避難」と想定し準備しました。しかし、2016年の熊本地震で避難所に身を寄せたのは、それを上回る「11万人」でした。※ピーク時
現在ではこれを参考に11万人分の飲み物や食べ物を備蓄しています。