昭和35年(1960)7月、八代市の日奈久温泉(ひなぐおんせん)で行われた「丑の湯祭り」の映像です。

約600年前、日奈久温泉が発見されたのが土用丑の日だったことから「丑の湯祭り」の名前が付いたそうで、この日日奈久温泉に入浴すると1000回入浴した効果があると言い伝えられています。    参考:八代市ホームページ

当時ニュースはこう伝えています。「土用丑の日、湯の町・日奈久では丑の湯まつりが賑やかに行われました。温泉神社で感謝祈願祭が行なわれた後、

日奈久券番の芸妓さんたちによるお囃子、音楽隊のパレード、仮装行列、蛇踊りなどが賑やかに温泉街を練り歩きました。

またこの日、日奈久のお湯に浸かると千の効き目があると言うので、御利益にあずかろうと湯治客がどっと押しかけました。

地元の人たちはこの丑の日の入浴客を<お丑さん>と呼んで歓待していますが、今年も湯殿はイモの子を洗うような混雑ぶりで、この日だけでおよそ5万のお丑さんで賑わいました。」