熊本県は、県が発注した2020年の豪雨の災害関連工事について、今年度、落札業者が決まらず「不調・不落」となった件数を公表しました。

今年1月までの不調不落の割合は、県全体で10.6%で、八代・芦北・球磨の県南3地域では、18.1%となっています。
※県全体1925件中のべ205件、県南3地域657件中のべ119件(2024年1月末時点)

年度別で見ても、県南3地域の割合は県全体より高くなっていて、県の担当者は、その要因として、規模の大きな工事を請け負える業者が限られることや、現場へのアクセスが不便な山間部の工事が多いことを挙げています。

一方で、去年と比べると、改善していることについては、「工事の件数自体が減ったことや、県が2021年から導入した入札の参加要件の緩和が効果を発揮しているため」としています。