建設会社会長の射殺事件など4つの事件に関わった特定危険指定暴力団・工藤会幹部に福岡地裁は無期懲役の判決を言い渡しました。

◆弁護側は“仲介役”を否定し無罪主張だった

起訴状などによりますと、工藤会幹部の瓜田太被告(60)は、2010年の暴追運動リーダー宅の銃撃事件や翌年の建設会社会長射殺事件など4つの事件に関与したとして、組織犯罪処罰法違反の殺人未遂の罪などで起訴されました。これまでの裁判で弁護側は上位の幹部と実行グループの仲介役を担ったとする直接的な証拠はないなどとして無罪を主張していました。

◆求刑通り「無期懲役」の判決

福岡地裁は10日、瓜田被告の共謀を認定。検察側の求刑通り、瓜田被告に無期懲役の判決を言い渡しました。