福岡県福智町の町長選挙で「8票差」で落選した新人が、町の選挙管理委員会に現職の当選を取り消すよう求めて異議を申し立てました。
◆落選した新人が“異議”

先月30日に投開票された福智町の町長選挙では、現職の黒土孝司氏が5942票で、新人の渡辺文敏氏の5934票を8票上回り当選しました。この開票結果をめぐり渡辺氏は8日午前、福智町の選挙管理委員会に黒土氏の当選の効力を取り消し、自身を当選とするよう求める異議申出書を提出しました。
◆疑問票の扱いが「不自然」と主張

開票作業の際、自動読み取り機で判別されなかった疑問票のうち渡辺氏に79票、黒土氏に160票が加算されました。渡辺氏はこれを疑問視していて投票用紙を再度確認するよう求めています。
渡辺文敏氏(8日)「基本的には約1対1の割合で投票されていた。ところが、手選別に関しては1対2の割合で投票されている。あまりにもそこが不自然じゃないかと」
福智町の選挙管理委員会は、今後対応を協議する予定です。







