◆“停戦への働きかけを”

地元に戻った川原理事長。ある料理を食べて自らの無事の帰還を再確認したといいます。
川原尚行理事長「母がつくってくれたタケノコを食べたのが、地元に帰ってきたな、ほっとしたなと」
川原理事長の穏やかな表情に変化が見られたのは、スーダンの今後について語った時です。優しいスーダンの人たちへの支援活動を今後も続けていくとした上で、日本をはじめとした世界各国による停戦への働きかけを強く求めました。
川原尚行理事長「日本人が帰ってきて終わりではない。ロシナンテス、北九州、日本と関わったスーダンの方が苦しんでいますので。(日本は)今年はサミットは議長国ということもあるので、何とか国際協調をお願いしてスーダンの和平に働きかけてほしいなと思います」
◆“平和を願う掛け軸”

川原理事長は、10年来の友人だという北九州市の武内市長にも帰国を報告。市民に思いを寄せてもらうため、スーダンに飾っていた平和を願う掛け軸を北九州市内に展示するよう依頼しました。
NPO法人ロシナンテス 川原尚行理事長「北九州市民にもスーダンのことを知っていただいて、働きかけをお願いしたい。停戦ができるまで掛け軸を北九州市にかざっていただいて、市民の目に触れるような形にしていただければ」
川原理事長は6月に北九州市で、「ロシナンテス」の医療支援事業やスーダン情勢についての講演を行う予定です。







