国の新年度予算案について意見を聞く衆議院予算委員会の地方公聴会が10日、福岡市で開かれました。出席した養鶏業者は鳥インフルエンザの影響を受ける生産現場の窮状を訴えました。


◆生産者「非常に悲痛な声を上げている」
10日午後、福岡市博多区のホテルで衆議院予算委員会の地方公聴会が開かれ、服部知事など関係者約30人が出席しました。

トリゼンフーズ 河津善博会長「生産者が非常に悲痛な声を上げているということをご存知いただきたい」

意見陳述人として出席したトリゼンフーズの河津会長は、「卵が聞いたことがない値段になっている」「殺処分はここまで一気にやらなくちゃいけないのか」など、鳥インフルエンザの影響を受けた県内の生産者の窮状を訴えました。


◆福岡での開催は初めて
一方、福岡県の服部知事は教育や半導体分野での人材育成に力を入れていることを紹介しました。国の新年度予算案の地方公聴会が、福岡県で開催されたのは今回が初めてです。