思い出してほしい母の味

元気に働く姿の裏で少しずつ薄れていく谷口さんの記憶。

息子の泰浩さんには、思い出してほしい母の味があります。

息子・谷口泰浩さん
「唐揚げは絶品だった。今私唐揚げが好きなので、いろんなところで食べるんですけど、うちの母が作った方がめちゃくちゃおいしかった。それができないんですよ。レシピが頭に入ってないんでしょう。同じ味が出せない。いつかは記憶がなくなるでしょうね。私がわからなくなって、もっと進んだら自分のことがわからなくなる可能性もあると思う」

失われていく記憶。

それでも「できないこと」ではなく、「できること」に目を向けて。

おばあちゃんたちはこれからも、温かいとんかつを揚げ続けます。

RKB毎日放送 記者 岩本大志