ベテラン漁師にのしかかる原油高とナフサショック
Qきょうの漁はどうだったですか?
福洋丸船頭 仲西一男さん
「ダメ。きょうは全然ダメよ」

Qタイがいたようですが?
「あれじゃ油代くらいですよ。頭悩ませるよ、給料やらないといけないから。乗り子(乗組員)さんたちが乗っているから食べさせないといけないから、どうにかして頑張らないと。かなりプレッシャーなんですよ」
12月まで続くタイ漁。2025年と大きく変わったのが、中東情勢の影響です。
1回の漁で使う軽油は1000リットル。5月から1リットルあたり4円値上がりしたため、1回の出港ごとに経費が4000円上乗せされる計算です。

そして、ロープや網などの漁具も石油由来のナフサを原料とした合成繊維で作られているため、次の注文から2割ほど値上がりすると業者から告げられています。
影響はさらに、魚を出荷するための発泡スチロールの箱にまで及んでいます。

この日の水揚げは少なめでしたが、タイ33箱を含めあわせて88箱分となりました。
1箱200円のこの容器も、さらに乾燥防止のシートもナフサから作られています。
現在漁協が確保している在庫分でやりくりしていますが、次回の入荷分から値上がりを避けることができない状況です。







