4月から自転車も「青切符」対象に。反則金はいくら?

私は、警察庁が「交通違反取り締まりに対する信頼回復」のために対策を通知した今年、何か変わるのかは注視しています。そのうえで、来月4月からの自転車などの取り締まり強化の話です。

まず、対象となる乗り物です。自転車は電動アシストや三輪のものも含めて、すべてと思った方がいいです。その他は、主に電動キックボードやモペットと呼ばれるペダル付き原動機付自転車などです。

では、どう変わるのか。簡単に言うと、これまで警告や指導で済んでいたような違反でも、運転者が16歳以上であれば交通違反の青切符が切られ、反則金が徴収されるようになります。

どんなケースかと言うと、例えば「ながらスマホ」=走行中にスマホを持って通話や操作したりすると、反則金は1万2000円▽信号無視は6000円▽一時停止違反は5000円▽逆走(右側走行)や歩道で人の通行を妨げたりすると6000円--などです。車と違って、運転免許を持っていても、点数を引かれることはありませんが、3年以内に2回以上違反を繰り返すと、安全講習の受講が義務付けられます。こちらは14歳以上が対象なので、中学生でも呼び出されることがあります。

このうち「ながらスマホ」は去年11月の改正で既に厳罰化されていて、青切符の行為でも、それによって事故を起こしたり、歩行者に危険を生じさせたりすると、赤切符(刑事罰)の対象になり、最悪、懲役刑もあり得ます。

また、飲酒に関しても、以前は酒酔い運転だけだった赤切符の対象が、同じく去年11月から酒気帯び運転にも拡大されています。酒酔いは、量に関わらず「アルコールの影響で正常な運転ができない」と判断された場合ですが、酒気帯びは呼気1リットル中のアルコール濃度が0.15mg以上なら、いくら「酔ってない」と言っても即アウト。刑事罰だけでなく、点数に関係なく、運転免許を停止されることもあります。

「車なら絶対しないこと」を自転車だと軽く考えてしまう

まぁ確かに、歩いていても、車を運転していても、ながらスマホや飛び出しとかでぶつかられそうになったり、ヒヤッとしたりすることは結構ありますから、罰則強化はやむを得ないというか、当然という気がしますが、問題は「自転車には免許制度がないので、そもそも道路交通法をよく知らない運転者が多い」ことと、「免許を持っていても、車の運転では絶対しないことを、自転車だと軽く考えてしまう」ことだと思います。

私も40年来のドライバーですが、今言ったことがブーメランのように自分に返ってきています。例えば、酒気帯び運転です。朝、駅まで自転車で行って、予定外の飲み会が入った時など、正直、酔っていなければ、かつては自転車に乗って帰ることもありました。が、息子に厳しく注意されて、今は押して歩いています。ごめんなさい。

一時停止も、車の時ほどは気を付けていませんでしたが、ちゃんと止まる癖を付けようと思っています。一方、自分もそうなのに人のことを言って恐縮ですが、標識の意味を知らないのか、一時停止の道からビュンと出てくる自転車に急ブレーキを踏んだことは何度もありますし、渋滞中に横をすり抜けようとした自転車にドアを傷つけられて、そのまま逃げられたこともありました。

妻は、自転車で左側走行していたのに、右側通行してきた高齢女性の自転車と交差点でぶつかりそうになり、「謝りなさい!」と怒鳴られたことがあったそうです。

さて、4月以降、間違いなく自転車や電動キックボードなどの取り締まりは強化されます。人通りの多い歩道や交差点などには多くの警察官を配置し、ながらスマホや逆走などに目を光らせるでしょうし、自転車での帰宅者が多い駅周辺などでは、飲酒検問も行われると思います。切符を切られるかどうか以前に、違反は危険行為であることを自覚して気を引き締めなければ、と私も思っています。