高い離職率・・・4割がキャリア3年未満

グランドハンドリングの企業説明会が始まったのは2023年。この3年で14回開催されています。

その背景には、業界全体が抱える深刻な問題がありました。

桜美林大学 航空マネジメント学群 戸崎肇 教授
「グランドハンドリングはなかなか機械化が完全にできない分野なので、今でも相当人手に頼らなければなりません。夏冬は非常に厳しい環境の中で仕事をせざるを得ません。それも離職率の高さにつながっている面もあると思います」

国交省によると、全国の空港で2024年に新規採用されたグランドハンドリングのスタッフはおよそ4000人。

一方、離職した人は2000人ほどと入れ替わりが激しく、採用後3年未満のスタッフが4割を占めている状況です。

合同企業説明会に参加 鈴与エアポートサービス 管理本部企画部 松田純子 主任
「グランドハンドリングに関しては年々人材の確保が難しくなってきているので、新型コロナ(による減便)の影響もあって、若い方にとっては外部の環境、いろいろな影響を受けて安定していないという側面もあったかもしれない」


さらに福岡空港の場合、インバウンドの急増に加え、2025年3月の第2滑走路の運用開始で発着可能回数も増加。

しかし、それを支える人員が追いついていないのが現状です。

福岡国際空港 人事部人財採用 堤由佳さん
「一番大きいのはコロナ禍だと思いますけど、そこからの回復が間に合わなかった。福岡空港に関しては旅客が想定以上に大きく回復していますので」