市川團十郎さんの衣装、重さを体験

劇場の外には衣装の重さを体験できるエリアも設置されています。

RKB 小松勝記者
「市川團十郎さんが着ている衣装、実際60キロ近くあるということなんですが、こちらのリュックサック同じくらいの重さということでからってみたいと思います。全然動かないです。」
「全部決まりごとがありまして」團十郎さんが舞台で化粧を実演

舞台上に用意されたのは楽屋に見立てたセット。團十郎さん自ら化粧を施していきます。

市川團十郎さん
「じゃあ化粧をさせていただきますね、襦袢で浴衣を入れるんですけど入れ方もね、出していると怒られちゃうんですよ。これ簡単そうにやりますが簡単じゃないんです、一応こう見えて私プロなので、全部決まりごとがありましてその決まりごとに則ってすべてをやっていくんですけど」

トークで客席を沸かせながら白塗りの顔に赤と黒の線が描かれ”隈取り”の完成です。

今度は衣装を重ね着していく團十郎さん。かつらや太刀などもあわせて重さは60キロほどになりますが、微動だにしません。

そして歌舞伎を代表する演目の一つ「暫(しばらく)」の主人公・鎌倉権五郎(かまくら・ごんごろう)が披露されました。