演目に「国宝」で描かれた「二人藤娘」

こうした新規のファンが博多座に足を運ぶことを念頭に團十郎さんサイドも公演でさまざまな仕掛けを用意していました。

市川團十郎さん
「本日は『Invitation to KABUKI』ということで歌舞伎を紹介するような構成とさせていただいておりまして、普段見られないところやなかなか体験できないところを体験していただきながら」

華やかな衣装を身にまとった2人の女方による舞踊。「二人藤娘」です。

2人の「藤の精」が思い通りにいかない男性への恋心などを抱き艶やかに踊る姿が描かれています。

「国宝」の劇中にも登場する演目で幕を開けた夜の部。

その後は観客が舞台上で衣装を試着するなど團十郎さんと間近で交流できる場面もありました。

衣装を試着、團十郎さんと交流・・・さまざまなイベントも

市川團十郎さん
「どうですか太刀は」

試着した観客
「思っていたよりすごく重たいです。」

市川團十郎さん
「非常に臨場感が伝わりづらい重たさで、すごく重たいですね」