スルガ銀行、不正認め60代男性に解決金

協議が動いたのは、7月22日。
スルガ銀行側が主張する個別での対応とはなるものの、福岡市に住む60代の男性とスルガ銀行との間で初めて調停が成立したのです。

調停の具体的内容については秘密保持義務があるため明らかにされていませんが、関係者によりますと銀行側が行員の不正を認めて解決金を支払う形です。
仲介業者「相場の5倍も6倍も高い値段で買っている」

60代の男性は31日、東大阪市のマンションを売却、その売却代金を解決金により適正額となったローンの返済にあてて先が見えなかった”借金地獄”から解放されました。

マンション売却の仲介をした不動産会社
「普通であればまぁ融資なんて到底おりないような物件ですね。私の感覚でいうと相場の5倍も6倍も高い値段で買っておられるので。まぁ仕方がないような状態にまでもうきてしまっているというような感じですね」

福岡市に住む男性(60代)
「ほっとしたしかないんですけど、改めてやっぱりスルガ銀行がやってきたことは許せないですし、同盟もまだ未解決の人間がたくさんいますから、みんなで戦って打ち勝つしかないかなと思っています」

60代の男性とスルガ銀行の間で成立した今回の調停について被害者同盟の弁護団は「同様の被害者はまだ400人ほどいる。この1件が蟻の一穴となり全面的な解決の突破口となるよう全力を尽くす」とコメントしています。







