静岡県沼津市に本店を置くスルガ銀行が書類を改ざんするなどし不正な融資をしていた問題。
投資用のアパート・マンションを購入した物件のオーナーおよそ400人が加入する「被害者同盟」とスルガ銀行との調停は平行線の状態が続いてきましたが、今月、福岡市に住む60代の男性とスルガ銀行との間で初めて調停が成立しました。
6億円の高額な融資に対し、スルガ銀行が解決金を支払います。
東大阪市のマンション購入した福岡市に住む60代男性「6億の融資、通るとは思わなかった」

福岡市に住む男性(60代)
「あぁ、やっとこのマンションと別れが告げられるということで本当に安心したなと、ほっとしたということにつきますね」

大阪府東大阪市にある1棟のマンション。福岡市に住む60代の男性が9年前に購入したものです。

男性に6億円の融資をしたのはスルガ銀行でした。当時、会社員だった男性は融資の審査に通ったことに驚いたといいます。


福岡市に住む男性(60代)
「まぁ普通のサラリーマンですから、6億の融資がとおると思わないじゃないですか、じゃあ審査だけでもっていうんでとりあえずやりました。いや非常にびっくりしましたよね。実際物件見てみたら、50%ぐらいしか、半分ぐらいしか入居率入ってないんで、それでまぁマイナスが50万から100万、月色々経費によって変わるんですけど、マイナスになるようになって」