3月23日は福岡県知事選挙の投開票日です。現職を含め4人が立候補している今回の県知事選は、服部県政4年間の評価が争点となります。
こうした中、新人候補が批判を強めている一つが県が進めてきた「ワンヘルス」事業です。ワンヘルスを巡る選挙戦を取材しました。

20日、福岡県久留米市で開かれた服部誠太郎氏の個人演説会。
服部氏は「県立高校にエアコンを設置すること」や「多子世帯への保育料負担の軽減」など幅広い政策をアピールしましたが、その中でも時間を割いたのはワンヘルスについてです。

無所属・現(自民・立憲・国民・公明・社民推薦)服部誠太郎候補(70)
「なぜ私がワンヘルスをやるか。もう子どもたちや孫たちを新興感染症から、命を脅かされるようなことをしてはいけない」

福岡県が推進するワンヘルスとは、「人の健康」「動物の健康」「環境の健全性」を一つの健康と捉え、一体的に守っていくという考え方です。
政策は多岐にわたり、事業費は服部県政で少なくとも45億円を超えています。新人候補は、この政策に待ったをかけています。