”土にかえる”がテーマ骨壺ではなく袋に・・・

この古墳墓、遺骨の埋葬方法も変わっています。

新宮霊園 本田宏之 経営室長
「通常は骨壺に埋葬するんですが、土にかえるということをテーマに、袋にですね、お骨を移し直しましてこちらの袋ごとに埋葬させてもらいます」

遺骨は100年単位の長い時間をかけて土に還るということで、骨壺も選べますが、袋を選ぶ人が圧倒的に多いといいます。

約1000人が眠る「寂しくないかなっていう気がする」

現在、およそ1000人が眠る古墳墓、平日でも多くの人が墓参りに訪れます。

叔父の墓参りに訪れた人
「叔父が生前のときですね。来てちょっと見て、本人がここでいいって決めたので」

墓参りに訪れた人
「自分とこだけでもないしね、皆で一緒に寝てるのかなっていう気がするけどね、うん。寂しくないかなっていう気がする。ほら知らん人とあの世でも話してるのかなって」

取材に訪れた日にも2組の納骨が行われました。

 

納骨した人
「向こうに墓があったんだけど、墓じまいしてこっちに来ました」

記者Q
向こうっていうのは?

納骨した人
「同じ霊園の中にあった。安心ですよね。もうあとは構わないから」

新規の申し込みに加えて霊園内にある一般的な墓からの引っ越し「改葬」まで。