国内で先駆けの女性開発者、きっかけはアメリカでの出会い

「吸水ショーツ」が日本ではほとんど認知されていなかった5年前、いち早く開発に取り組んだのが、Be-AJapanのCEO高橋くみさん(50)だ。
高橋さんは、2016年にアメリカで「ピリオドショーツ(生理ショーツ)」に出会い、ショーツ自体が経血を吸収するというコンセプトに衝撃を受けた。
さっそく商品を購入し実際に使用してみたところ、経血が漏れてしまったという。

Be-A JapanのCEO髙橋くみさん

高橋くみさん
「コンセプトには感動しました。でも、実際に使用してみると、
 簡単に経血が漏れてしまう。
 アメリカの場合、タンポンやピルの使用率が高いため、
 吸水ショーツは他のアイテムと併用する補助的役割のものが多かった。
 色々なメーカーのものを試しましたが、単体で使うことを想定していないと
 感じました。
 であれば、タンポンやピルの使用率が低い日本の女性のために、
 より吸水力の高いものを自分たちで作ろう!と決意しました。」