長崎県・波佐見町で作品づくりも

7月、カプランさんの姿は長崎県・波佐見町にありました。カプランさんは、日本から輸入したものを売るだけではなく、両国の繋がりを深めるためフランス人アーティストに日本でデザインしてもらうことにも取り組んでいます。
今回、一緒に来日したのはヨハン・ギャナルさん。
フランスの高級ブランド「エルメス」のプロジェクトも手がけたことがあるアーティストで日本に来たのは初めてです。制作期間は1週間。まず最初は色味や雰囲気を確認するため、試作品を作ります。

焼き物に直接絵を描くのは初めてだというギャナルさんはインクの色を変えながら、何度も器にスタンプを推したり、筆でデザインを施したりしました。

ヨハン・ギャナルさん「直接、焼き物に絵を描くということは、普段やっている平面の仕事、例えば新聞や漫画、イラストとは全くちがって面白いです」

窯で焼くこと12時間。その出来映えをみたカプランさんとギャナルさんは・・・。
難しい顔をしていました。2人が想像していたものと違ったようです。
残された日数で納得のいくものを作るため、2人は真剣な議論を重ねました。

ティモテ・カプランさん「想定していたデザインは、表情や顔をモチーフにしようと思っていましたが、テストの結果、思った通りに出てこない可能性が出てきたので、パターンや模様のほうで調整していこうと思います」