鵜飼い存続に向けて「出張」も

鵜匠 臼井信郎さん「『出張鵜飼い』ですね。水槽を積んで魚を持ってやぐらを組んでですね。原鶴以外でも鵜飼いが見られるという形で出張鵜飼いを今年から始めています」

6月にはアビスパ福岡の試合にあわせてベスト電器スタジアムの前でやぐらを組み鵜飼いの実演を行いました。

鵜匠 臼井信郎さん「やっぱりこう外に出てですね。アピールさせてもらってこういう面白い文化がありますよって。知ってもらうのが一番だなと思っています」

鵜匠 梶原日出夫さん「鵜飼いも無事にやっているんだというところをお客様みんなに感じてもらうのが一番なんでしょうけど。人材がいなくなって、自然消滅しないように、一生懸命頑張っていますけどね」

九州北部豪雨から7年。

影響は今も残っていてアユの姿が減ったことはその表れであり、鵜飼いの復活は豪雨災害からの復興の象徴でもあります。

豪雨災害に負けず、地域の伝統を無くすまいと、2人の鵜匠はかがり火を灯し続けています。