足を食べられたカメ

外来種に詳しい 北海道大学 池田透 名誉教授
「アライグマの場合は非常に食性の幅が広い。色んなものを食べてしまいます」

外来種に詳しい北海道大学の池田透名誉教授が、その特性が分かる1枚の写真を見せてくれた。

木の穴から顔を出すアライグマ。

この穴にはもともとフクロウが住んでいたが、その姿が見えなくなった。いつの間にかアライグマが乗っ取っていたのだ。

池田透名誉教授によると、福岡県内で相次いで見つかっている足のないニホンイシガメ(絶滅危惧種)も、アライグマに食べられた可能性が高いという。

外来種に詳しい 北海道大学 池田透 名誉教授
「とにかくありとあらゆる生物にダメージを与える可能性がある。もともと日本にいた在来の生物への影響というのが、やはり非常に危惧されるところです」