高温多湿の梅雨が本格化して注意しなければならないのが熱中症です。学生へ注意を呼びかけるため福岡県北九州市の中学校で熱中症対策の特別授業が行われました。
救命救急の専門医が特別授業

北九州市八幡東区の枝光台中学校で行われた熱中症対策の特別授業。
1年から3年までの生徒約150人が参加しました。
救命救急の専門医、北九州市立八幡病院の伊藤重彦名誉院長が講師を務め、生活の中で熱中症を予防するポイントを伝えました。
朝食の重要性と学校での水分補給

1つは1日の始まり朝食の重要性について。朝食をしっかりとることで、その後の、水分と塩分不足を予防することにつながります。
そして、学校での水分補給については・・・

北九州市立八幡病院 伊藤重彦 名誉院長
「体育の授業が3,4時間目だったら『おはようございます』と学校に来て50ccか100ccを飲む。こまめな水分補給は飲む回数と量によらない。飲み始めるタイミングが大切」
「運動の3~4時間前に飲んで」

学校での、こまめな水分補給で大切なことは水分を取り始めるタイミング。
水分は体にすぐ吸収されるわけではありません。汗をかく運動がある場合、その3時間から4時間前に飲んでおくことが大切なのです。