被告人質問で「事件後に死のうと思ったが怖くて死ねなかった」

被告人質問で寺内被告は、改めて殺人の罪を認めたうえで、凶器の包丁を手にした状況について「気付いたら逆手で…」と証言しました。
また、事件後に落ち着くために立ち寄った飲食店のトイレでタバコを吸いながら、「人生終わった」と考えたと証言。
その後「中洲の川沿いへ向かい包丁で胸を刺して死のうと思ったけど死ねなくて(包丁を)投げ捨てて泣いていた」などと話しました。
事件から1年半「幸せな家庭を潰して申し訳ない」

弁護側から、事件を起こしたことについての今の心境を尋ねられた寺内被告は、「母親の権利を奪ってしまった。子供の成長を見せられない。幸せな家庭を僕が潰してしまった。申し訳ない」と述べました。
また、遺族への対応については、「刑務所でお金を貯めて償いたい」と話しました。

この裁判は、今月24日に結審し、28日に判決が言い渡される予定です。