博多駅前の路上で元交際相手の女性を包丁で突き刺し殺害したなどとされる男の裁判員裁判です。被告人質問で男は、改めて殺人の罪を認めたうえで凶器の包丁を手にした状況について「気付いたら逆手で…」などと証言しました。

目撃女性が証言「淡々と包丁を振り下ろし『ふざけんなこのやろう』」

元飲食店従業員の寺内進被告は、去年1月、ストーカー規制法に基づく「禁止命令」を受けていたにもかからわらず元交際相手の川野美樹さんを博多駅前の路上で待ち伏せし、つきまとったうえ、胸や頭などを包丁で多数回突き刺し殺害したなどとされています。

19日の公判では、事件を目撃した女性が証言台に立ち、「女性の『やめて、嫌』という声を聞いた。男は刃物を淡々と振り下ろす感じで『ふざけんなこのやろう』と繰り返していた」などと証言しました。