1年目で「クラス担任」 慣れない業務に苦労

教員になって、5年目のAさん。1年目にいきなり、今とは別の小学校で担任を任されました。教育実習で子供たちに教えた経験はあったものの、「担任」という慣れない業務に苦労しました。

Aさん
「実際担任を持つのと、1~2週間で何回か授業するというのはギャップはあると思う。実際の現場に立って行き当たりばったりでやりながら、指導の先生に教えていただく流れですね」

当時のAさんの1日です。定時よりも早い朝7時30分に登校して子供たちを出迎えます。給食の時間も宿題のチェックや丸付け作業に追われていました。

さらに、児童が帰った後もテストやドリルの採点のために残業し、帰宅後も授業の準備などに追われました。

連日、睡眠時間2~3時間で「何もやる気が起きない」

睡眠時間は2~3時間しかとれない日がほとんどだったということです。

このような生活が1年ほど続いた教員2年目の時、Aさんは体調を崩し、およそ4か月間休職しました。

Aさん
「(当時は)何もする気が起きなかった。学校に行くことが出来なかったない。やめたいと思ったこともあります」