福岡県みやこ町に初夏の訪れを告げる生立八幡宮の神幸祭は、祭りの担い手不足でかつて8基あった山笠が、6基に減ってしまいました。
人口の減少と高齢化率の上昇という多くの市町村が抱える問題に直面する中、山笠の保存会は、自衛隊に協力を依頼。

地方の祭りに生まれた景色の変化を取材しました。

高さ20メートル・重さ3トンの山笠8基→6基に


福岡県の北東部に位置するみやこ町です。

5月11日から始まる神幸祭を前に生立八幡宮では、祭りの華となる山笠が組み立てられていました。

生立八幡宮・熊谷晃哲宮司「疫病退散。それと五穀の豊穣ですね。太陽があって雨が無いといけませんので雨乞いのお祭りともなっています。」

準備をする地域住民「みんな沸き立ちますね、この時期になると。山笠の数が減ったしね、少し寂しいですね。」

高さ20メートル、重さ3トンに達する大きな山笠。

かつて8基ありましたが、今は、6基に減っています。

舁き手の減少と高齢化で、2つの集落が奉納を断念したためです。