卸売から移動販売の道へ


洋服の移動販売を行っているのは馬場一郎さん。

元々、洋服の卸売業者で働いていましたが、高齢者施設の入居者が思うように洋服を買いに行けないという声を聞き移動販売を始めました。

大坪産業・婦人服販売課 馬場一郎課長「入居者が洋服を選んで、自分が着て、自分が購入するっていうこの一連の行動で達成感が出て沈んだ顔がちょっと明るくなっていました。これはやらないといけないと思い継続してやらせていただいています。」


移動販売は5年前から始め、これまで約90の高齢者施設を訪れました。

当初は福岡県内だけで行っていましたが、施設側の評判も良く現在は熊本県や山口県など県外にも展開しています。

移動販売は週に6日行っていて、馬場さんは施設側からのニーズを聞き取り、毎回、商品を変更しているということです。

一度の販売で約400点の商品を準備するという馬場さん、どのようにして仕入れているのでしょうか?

大坪産業・婦人服販売課 馬場一郎課長「仕入先も含めて7~8社から協力いただいて、もう何万種類という中から週に1回もしくは10日に1回ピックアップしながら、施設にお伺いする前にきちんと品揃えをして提供しています。」

移動販売に賛同するメーカーも徐々に増えていて安い価格で商品を入荷しているということです。