実習の合間の楽しみと言えば食事です。潜水艦の食事は、過酷な勤務だけに、豪華だといわれています。



新型コロナの影響で黙食とはいえ、訓練生たちは実習の疲れを癒していました。



女性隊員たちが一番気になるのは、居住区間です。


桑原杏実 海士長
「見た目からも圧迫感あって、せまい印象を受けますね。護衛艦とかのベッドとは、さらにせまくなっているので、気を付けて寝ないと、頭を打ってしまいそうなんですけど、個人的には問題がないかと思います」



潜水艦は、3年前まで居住条件などから女性自衛官の乗艦が認められていませんでした。



潜水艦教育訓練隊 目加田克彦 司令
「母性の保護・男女のプライバシーの確保といったところから女性の乗組員がいなかった」

しかし、政府の男女共同参画の方針を受け、防衛省は全ての職域で女性の起用を認めることにしました。

目加田克彦 司令
「人的基盤が重要であり、今後の少子化といったものが加味され、女性に対して潜水艦職域が開放されたと」


「艦長、浮上用意。浮上せよ。浮き上がる」



乗艦実習を終えた桑原海士長は、せまい潜水艦の中で人間関係について学んだといいます。



桑原杏実 海士長
「男女で仕事をするには心配りが一番大切だと思うので、今後、仕事をしていくにあたって、そのようなことを意識して仕事していけたらいいなと」