しかし、20分ほどで雨は上がってしまいました。

集落法人 高幡 曽根保さん
「まだまだ、これくらいの雨では…」


曽根さんは、アスパラ畑に向かいました。


曽根保さん
「まだ乾いた状態。上だけ少し湿っているぐらい。これではまだ、一息つけない」


一方、同じ先週金曜日の 高宮町 石原地区 です。午後4時過ぎ、一瞬、激しい雨が降って、すぐ上がったものの、近くで雷鳴も聞こえていました。


曽根保さん
「期待しています。あしたも雨マークですし、どうにか雨が降るかな。戻り梅雨的なところが来るんじゃないかな」


― 安芸高田市 高宮町 原田地区 では、金曜日の夜1時間ほど強い雨が降って、一息ついたそうです。一方、三次市 君田町 石原地区 では、金曜日の夜、けっこう雨が降ったが、アスパラの畑はまだ乾いたままで、一息つけていないそう。同じ県内でも場所によって違うようです。


― 今回の取材でわかったのは、雨の降り方が局所的で、地域のことをよく知っている農家でさえ、先が読めない状況になっていることです。日照り地区だけ適度に降ってくれればよいのですが、自然は甘くありません。一方で、去年のお盆のころのような災害級の大雨が降ると、壊滅的な被害を受けてしまいます。今週も雨は降りそうなので、なんとか雨が必要なエリアで適度な雨が降ってほしいと祈るばかりです。