岡山県倉敷市の当時14歳の少年が行方が分からなくなって、13日でちょうど1年となります。息子の痕跡が最後に残った広島県に、これまで何度も足を運んできた両親が、あらためてRCCにメッセージを寄せました。

警察や家族によりますと、倉敷市の中学3年生・梶谷恭暉(かじたに・みつき)さんは、去年11月13日午後2時30分ごろ、家族に「塾に行く」と言って、自宅を出たのを最後に、行方が分からなくなっています。

防犯カメラの映像などから、JR倉敷駅から広島県三原市のJR三原駅まで移動し、三原港から尾道市生口島に渡った可能性が高いとみられ、翌日(去年11月14日)、生口島の路上に梶谷さんのスマートフォンと本などが置かれているのが見つかっています。

警察が顔写真を公開し、情報提供を呼びかけ、これまでにおよそ150件の情報が寄せられましたが、有力な手がかりとはなっておらず、梶谷さんのその後の足取りについては、全く分かっていません。

事故なのか、家出なのか…。全くわかっていませんが、両親は、息子の痕跡が最後に残った広島県にこの1年間、何度も足を運んできました。また、生口島周辺や、目撃情報が寄せられれば関西や四国にも足を運び、息子を探してきました。

そして、警察に寄せられた情報を、本人だという確かなものではないと理解しつつも、ひとつひとつ、その現場や、近くの交番などを訪れ、確認してきました。

これからどうしていけば…。ただ、待つしかないのだろうか…。答えが見つからないまま、13日、行方不明から1年を迎えます。ときとともに、寄せられる情報も減ってきています。

梶谷さんの両親が、あらためてRCCにメッセージを寄せました。