いよいよ14日(土)に開幕するクライマックスシリーズ(CS)・ファーストステージ(マツダスタジアム)。広島カープは、2勝すればファイナルステージに進出する。日本一への道がつながるCSを前に、RCC野球解説者の 天谷宗一郎 さんが、選手たちを直撃した。

広島カープ 菊池涼介 選手 × 天谷宗一郎 さん(RCC野球解説者)

― 初めて出たときのCSを覚えている?
「覚えています。あれがたぶん一番、印象に残っていますかね」

― 2013年。
「真っ赤でしたもんね、甲子園」

― それが、こっちでできるわけじゃん。
「でも、若い子(選手)たちは初めですもんね」

― 絶対緊張すると思うから(若い選手たちに)「もう無理だと思ったらキクの顔を見ろ」って言っているんだけど…
「なんですか! そんなふざけた顔はしてないですよ(笑)」

― マッちゃんとキクの顔を見れば、だいじょうぶ。
「あの当時、緊張しなかったですよ、甲子園。楽しみでした。初めてだったので」

― その感じと今は違いますか?
「もう “オジさん” になりましたからね(笑)」

― 落ち着いて、ちょっと違った感情に…。当時は自分が楽しいと?
「そうですね。初めてCSだし、初めて甲子園であんなに真っ赤に染まるレフトスタンドっていうのも見たので興奮していましたね、どっちかっていうと」

― 今回はけっこう、すっと入っていけるかな?
「若い子(選手)は、マツダ(スタジアム)で開催なので、そういう意味ではすっと入っていけるんじゃないですかね。わかんないですけど、彼らの心境は」

― 今、話を聞いたら、口では「緊張しています」って言っていたけど…
「なんとも思ってないでしょ(笑)」

― じゃあ、期待しています。
「いや、期待しないでください」

― 期待するよ。一番期待しているから。
「ふつうに見てください」