まず、トラクターの後ろにつけた種まき機にイネの種を入れます。種が赤茶色なのは殺菌剤などに漬けたからです。種は、JAの職員が自分で育てました。ふつうの田植えだと、苗を育てるのに1か月ほどかかりますが、7日ほどで切り上げます。


JA広島中央 溝西優課長
「白いところが芽が出ている状態です」


東北の先進地のマニュアルを参考に、職員が東広島の気候に合わせアレンジしました。

溝西優課長
「この辺、ちょっと気温が高いんで、これくらいでもう止めて、田んぼにまく」


田んぼの状態は、ゴルフボールを田に落として調べます。


JA広島中央 西田 聡課長
「ちょうどいいくらいです。あんまり沈むとやわらかすぎで、沈まないとかたすぎることになる」


トラクターが田んぼに入りました。後ろにつけた種まき機から種をまきます。すぐに土をかぶせるので、わかりにくいのですが、まかれた種が落ちています。


この実証実験は、去年、農家3軒で始めたものです。ことしは本格導入に向け、12軒に増やしました。田んぼを管理する集落法人の脇田理事長は、去年も実験に協力しました。結果がよかったことから、ことしは面積を5倍以上に増やしたということです。


集落法人 郷曽 脇田茂行理事長
「米価が非常に安いのでコストダウンをしないと、法人も経営が難しい。期待しています」

JA広島中央 河野孝行組合長
「危機的な状態。こういったコストの削減を図らない限り、絶対に生き残れない」


多くの農家にとってコメ作りは赤字です。東広島市の一般的な農家のコメ作りの経費と売り上げを比較したものです。国からの補助金でなんとか経営を維持しています。