広島市安佐動物公園のニホンカモシカが、栃木県の動物園に貸し出されることになり、11日、広島を出発しました。

ニホンカモシカのオス、2歳の「ミカゲ」くんです。高知県で保護された父親の「ヒカリ」と安佐動物公園生まれの母親「サキ」の間に2019年7月、生まれました。


ニホンカモシカは、国の特別天然記念物。中でも四国地方のニホンカモシカは、環境省のレッドリストで「絶滅のおそれのある地域個体群」と位置付けられています。

今回、「種の保存」の一環で、栃木県の那須どうぶつ王国に貸し出されることになったミカゲくん。搬出作業はストレスがかからないように慎重に行われました。木の箱に入れられた状態で園内のトラックから輸送業者のトラックへと移されました。


広島市安佐動物公園 川上裕敏飼育技師
「今回の搬出は、あの子にとっても四国産のニホンカモシカにとってもいいこと。うれしい気持ちの方が強い。ブリーディングローンといって、所有権はうちが持っているが、動物個体だけ貸し出して、あちらの方で繁殖をめざすことになっている。ただただ元気に成長してくれたらいいなと思う」


ミカゲくんは、きょう12日中に那須どうぶつ王国に到着する予定です。