一方、国の重要文化財「太田家住宅」では、訪れた人たちが琴の生演奏を観賞したほか、抹茶とわらびもちが振る舞われるなど鞆の文化や歴史を堪能していました。

乗客たち
「これはいい。抹茶好き」

「これまで来た中で一番すばらしい場所です。日本の昔からの伝統をそのまま伝えていて、西洋の建築に染まっていないところがいい」
徐々に見え始めるインバウンド需要、復調の兆し…。

地元の人たちにとっても、久々の活気のようです。

けんちゃんのいりこ屋 篠原真紀 さん
「こういうふうにたくさん来られるのはなかなかなかったので、すごくうれしいです。もう少し英語力を磨いて、たくさんの人に日本の商品を知ってもらいたい」
外国人旅行客は5時間ほど滞在して、鞆の浦を後にしました。

福山市によりますと、ことし、鞆町沖に寄港する外国の豪華客船は13日を含めて7回を予定していて、21日にはフランスの船が立ち寄るということです。