北海道の知床沖で観光船が行方不明になった事故を受けて、広島県内でも安全点検が始まりました。行方不明になった船は、かつては瀬戸内海を航行していたこともわかりました。

観光船の事故を受けて、中国運輸局と広島海上保安部は、県内を航行する旅客船の緊急安全点検をしています。


平和公園と宮島を結んでいる旅客船では、担当者が運航を中止する気象条件や、避難時の誘導方法、救命胴衣の数などを確認しました。


緊急安全点検は、国土交通省の指示を受けて行われているもので、中国運輸局は県内およそ150社を対象に実施する予定です。

アクアネット広島 運航管理者 西城義輝取締役
「船体に日頃見られない傷がないか、エンジンチェックなど重点的にするよう船員に指示した。」

知床の事故をめぐっては、悪天候が予想されていたにも関わらず、なぜ船は出航したのかが、焦点の1つになっています。


中国運輸局 妹尾光晴 次席運航労務監理官
「運航基準をきちんと守っているか、避難経路などが管理されているか、そういった手順が守られているか、聞き取りをした。」

およそ10年前の観光船「KAZUⅠ」です。観光で知床を訪れた尾道市出身の男性が撮影しました。


男性は、船に関するブログを立ち上げています。KAZUⅠは、かつて瀬戸内海を航行していた船ではないかと指摘します。


KAZUⅠを撮影した尾道市出身の男性
「かつて乗ったことがある船に似ているな というのが正直な印象でした。瀬戸田から三原へ走っていた 高速船です。」