高市総理は、総理大臣としては初めて平和記念式典に参列しました。与党内から
非核三原則の見直しを求める声があるなかで、何を語ったのでしょうか。
被爆地は、日本のリーダーの式典での発言に注目していました。
高市早苗総理
「我が国は、非核三原則を堅持しており、唯一の戦争被爆国として、『核兵器のない世界』の実現に向けた努力を、たゆまず続けていく使命を担っています」
「非核三原則を堅持する」。歴代の総理が表明してきた政府の方針を、高市総理も踏襲した形です。最後にはこのような発言も。
高市早苗総理
「『核兵器のない世界』と恒久平和の実現に向けて力を尽くすことを、お誓い申し上げます」
高市総理が、被爆地で何を語るのかは注目されていました。連立を組む日本維新の会が、非核三原則の「持ち込ませず」について、現実的検討を行うべきと提言したほか、小泉防衛大臣が先月、核抑止を含むこれからの安全保障政策について、タブーなき議論が必要だと言及していたからです。
式典後に開かれた被爆者代表から要望を聞く会では、総理の本気度を確認する質問がありました。
広島被爆者団体連絡会議 田中聡司事務局長
「非核三原則を見直すとか、核共有論が取り沙汰されている。非核三原則を見直しされるのか」
高市早苗総理
「我が国は、非核三原則を堅持いたしております。核兵器のない世界を目指して一歩一歩、着実に取り組みを進めてまいります」
その後の記者会見でも、「堅持」という言葉を繰り返しました。
高市早苗総理
「政府としては非核三原則を政策上の方針として堅持しております」「非核三原則を政策上の方針として堅持しているということに変わりがございません」
ただ一方で、政府は年末に向けて非核三原則の堅持が明記された安保関連3文書の改定を検討していて、「その書きぶりについては予断することは控える」と含みを持たせました。
かつて自らの著書で「『堅持する』の文言が邪魔」と表現したことがある高市総理。今後を冷静に見極めるべきとの声もあります。
県被団協 原田浩理事長
「(非核三原則を)守るかどうかというのは態度を見ないといけない。今から先、どういう格好で我々の方に伝わってくるか。実際に私たちの気持ちが伝わってくるのかどうか、それを見極めたいと思う」
かつての持論を封印した高市総理の行動を、被爆地は見守っています。



































