解散を知って「ショック」よりも…

ムネキングさん
「いやいや…15年よ。15年もがんばってくれたんやっていうのがあって、確かに、すごく大きい会場では見られなかったかもしれなかったですけど、3人をずっと見られたっていうのは、ある意味、ぼくは成功なんじゃないかって、ぼくの勝手な解釈なんですけど」

解散を前に、まなみのりさは、広島でチケット代が無料のライブを企画しました。

その思いに応えたファンからは、クラウドファンディングで目標の倍以上の支援が寄せられました。

ムネキングさんは、メンバーが過去にライブをした商店街や知り合いの店などを訪れ、ポスターを貼ってもらえないか直談判して回りました。今まで自分に元気をくれたまなみのりさへの恩返しだといいます。

ムネキングさん
「ぼく的には、3人が『楽しかったよ』って言ってもらえるのが一番の願いっていうか、そういう思いで気が付いたら足が動いているという…そんな感じ」

ライブ当日…。自宅でやや緊張した面持ちのムネキングさん。

ムネキングさん
「ぼくはあとは楽しみに行くだけ、見守りに行きますよ、見守りに」

妻も、ムネキングさんを後押しします。

記者
「まなみのりさ大好きの夫に声をかけるとしたら?」

ムネキングさんの妻
「後悔がないように応援がんばってください、という感じです(笑)」

記者
「好きなアイドルとか芸能人はいる?」

ムネキングさんの妻
「芸能人で好きなのは…織田裕二です(笑)」

ムネキングさん
「じゃあ行きますか、そろそろ」

会場のロビーは、ライブを支援した人たちの名前が載ったポスターやしゃもじを撮影したり、3人のパネルと記念撮影をしたりするファンでにぎわいました。

6歳のファン
「(まなみのりさが)好きです。ダンスを見るのが楽しみです」

ファン
「もう…こんな格好しているんですけど…。けっこう、胸いっぱい…」

それぞれに特別な思い出があるようです。

夫婦でファン
「結婚式に来てくれました、ライブをしてもらいました。いまも寂しいです、やめてほしくない」

アクターズスクール時代の友人
「わたしは、まなみのりさとちょうど同じときにアクターズスクール広島に通っていた。ここまでずっと続けて3人で一生懸命がんばってきたのを知っているので…、泣きそうになっちゃう。最高のステージをいつものように届けてくれたら」

そんな本番直前のまなみのりさに、ファンへの思いと意気込みを聞くことができました。