生き残りの「10%オイスター」春の逆襲へ

末川徹記者
「呉市宝町の飲食店にやってきました。ことしはこの時期にカキがたくさん食べられます」

カキの旬に合わせ、毎年3月までオープンしている「くれオイスターランド」。大量死問題を受け、ことし初めて、5月までの延長を決めました。

くれオイスターランド 田中耕三店長
「年明けは出荷できる状態ではなかったが、春になって身入りが良く、いい状態になった」

人気メニューは、生き残った1割のカキを蒸したバケツ焼き(12個5500円※終了次第は、冷凍カキも提供)。「10%オイスター」と題して数量限定で販売しています。

店は今後、冷凍カキを活用しながら、通年での営業にチャレンジしたいと意気込みます。

くれオイスターランド 田中耕三店長
「夏もお客さんに食べてもらう場所を提供し、これまでなかったタイミングで収益を上げることにチャレンジしたい」

豪雨や猛烈な暑さなど、自然環境そのものを変えるのは困難です。しかし、広島大学が進めるプロジェクトによって生育環境を把握し、水温や海流を予測することで、10年後をめどにデータを活用した養殖のモデルを確立しようとしています。

いかだを安全な海域に移動させる、あるいは水揚げ時期を調整する。そして、飲食店では通年で食べられる冷凍カキをPRする。当たり前に食べられる未来のために、官民一体の挑戦が続きます。