今後の広島城天守はどうなる? 木造復元の可能性も検討

天守を今後どうするかはまだ決まっていませんが、広島市は本来と同じ木造で、2つの小天守も含め復元する可能性について、今後、5年を掛け詳細な調査や検討を行います。

ただ、仮に木造で復元したとしても、供用開始は最速で2049年度と、簡単な道のりではありません。戦後、国内で天守が木造で復元された城は5つだけ。最大級の城は、愛媛県の「大洲城」です。

一方、現在の広島城天守と同様に、鉄筋コンクリート造りで再建された「名古屋城」は、8年前に閉城。木造復元の検討がはじまっていましたが、バリアフリー対応をめぐり、障害者団体と忠実な復元にこだわる河村前市長が激しく対立。現在、計画は止まっています。

今後の行方が注目される広島城天守…。中にこそ入れなくなりますが、少なくとも数年は、このままの状態で外から楽しむことができます。

また、天守内にあった刀や鎧など、数々の展示品は、2027年に開館予定の「広島城三の丸歴史館」に引き継がれます。