異例の短期決戦となった衆議院選挙。投開票まであと6日となりました。長年、与野党が激しく争う広島5区の情勢についてお伝えします。
5区は島しょ部を持つ尾道市や山々が連なる庄原市など5つの市と2つの町で構成されます。鳥取県より広い面積を持つ選挙区です。
立候補しているのは、ご覧の3人の候補。JNNのインターネット調査にRCCの取材を加味した序盤の情勢分析では、中道・前職の佐藤公治氏と自民・新人の山本深氏が激しく競り合い、共産・新人の猪原真弓氏が追う展開となっています。

中道・前 佐藤公治氏
「ありがとう、ごめんね~」
衆院選での6回目の当選を目指す中道の佐藤公治氏。
選挙戦初日、佐藤氏のもとには、全国的に選挙戦を左右すると目される公明党が応援に駆けつけました。党代表もマイクを握り、結束をアピール。

公明党 竹谷とし子 代表
「(公明党は)新党『中道改革連合』の元に、その旗印のもとに結集をしてくださった佐藤公治さんを全面的に支援してまいります」
公明党は3か月余り前、自民党との連立を解消。衆議院の解散直前に立憲民主党と「中道改革連合」を結党して選挙戦に挑んでいます。前回の衆院選で5区での公明党の比例票はおよそ2万600票。佐藤氏はこの票の上積みを期待しています。
中道・前 佐藤公治氏
「今、右傾化する中、その上に欲望のような資本主義。こういうバランスに欠いたものをみんなで機動修正しようという決意でまとまりました」
その上で、東京一極集中の是正を訴えます。
中道・佐藤公治氏
「この設計図を変えない限り、第一次産業、中小零細、不安ばかりが多く渦巻く地方になっていく。不安を一つでも少なくすること、これが政治の役割だ」
選挙カーはくまなく大票田の尾道市内を回ります。

中道・佐藤公治氏
「おはようございます。おはようございます」
中道・佐藤公治氏
「みんなが大変な状況で、国会で議論して進めないといけないのに、解散をしてしまうのは私は全く理解ができない」
住民たち
「うちらもできん、できん」
中道・佐藤公治氏
「毎日、全力で頑張る。そして、この厳しい戦いを何とか勝ち抜きたいという思いで精一杯やらせていただきます」

自民・新 山本 深氏
「おはようございます。自民党公認候補、山本深、40歳、新人です。よろしくお願いいたします」
自民党の山本深氏です。元財務省職員。立候補を表明したのは公示の5日前でした。
有権者
「頑張ってください。自民党。しっかり頑張られぇ」

自民・新 山本 深氏
「名前を覚えてもらわないと・・・ちょっと・・・。政策ってそんな一瞬で全部伝わることってないので、まず、目を合わせて、本当は手を握りたいし、話聞いてほしいし・・・。新人の悲哀だけど、それでも政党の看板がついているだけでもまだ」
選挙カー(本人)
「自民党公認候補の山本深でございます」
選挙カーに乗り組み、三原市内では農業振興などを訴えます。

自民・山本 深氏
「農業している人の手で、それが私のばあちゃんの手を握っているような感じがして、本当に思いが伝わってくる」
大学卒業後、大手商社や祖父が創業したギフト販売会社での勤務経験を持つ山本氏。中小企業の支援策を訴えます。
自民・山本 深氏
「私は中小企業に対してしっかりと支援をしていきたい。中小企業が発展しなくては日本の未来はない。この広島5区も中小企業で働いている人がほとんどなんです。だからこそ、中小企業が元気にならなければならない」
自民党はこの5区で、旧6区時代を含め20年以上、議席を獲得できていません。悲願の議席獲得が山本氏に託されています。
自民・山本 深氏
「一人ずつ一人ずつ、声を伝えて回るしかないですし、私のこと、分かってもらえるように、全力で回ってまいります。広島5区のみなさんのために、広島全体のためにですね、頑張ってまいります」

共産・新 猪原真弓氏
「日本共産党は戦前から戦争に反対し、民主主義のため、ずっと戦ってきました」
前回の衆議院選挙に続いて、2度目の挑戦となった共産党の猪原真弓氏です。
共産・新 猪原真弓氏
「核戦争は起こしてはいけない、原発にも反対します。私たちの暮らしが良くなるためには、私たち自身が舵を切っていかなくてはいけません」

5区をくまなく回り、非核三原則の厳守や、消費税の減税を訴えます。
共産・猪原真弓氏
「一方は出る度に党派が違う。十分な準備(期間)があったのに候補者を見つかられなかった党、私の方が強みがあるなと思っています」

こちらは、RCCが各候補に行ったアンケートです。
VTRの中で、佐藤氏が疑問視していた解散時期について見ていきます。
「今回の解散総選挙の時期は適切だと思いますか?」との問いに
▼山本氏は「新人として与えられた時期で戦うのみ」として、「わからない」を選択。
▼佐藤氏は「任期満了時にすべきだった」
▼猪原氏は「適切ではない」と回答しました。

次に憲法9条の改正についてです。
▼山本氏は「改正して自衛隊の役割や限界を明記すべき」
▼佐藤氏は「改正には反対」
▼猪原氏は「改正には反対」と答えました。



































